BGMを1曲作るときの流れ

こんにちは、poco moonです。

今日は私がBGMを1曲作るときの基本的な流れを、実体験を交えながら紹介します。初心者でもイメージしやすいように、ステップごとに分けてまとめました。


1. ジャンル別テンプレートを立ち上げる

BGM制作は、まずジャンル別に用意したテンプレートを立ち上げるところから始めます。テンプレートには次のような工夫があります:

  • ジャンルに合った基本的な音色をセット

  • プラグインやトラックの色分けで視覚的に整理

  • 作曲時に迷わず曲に取りかかれる環境を整備

ただし、同じテンプレートを使い続けると曲の雰囲気が似てしまうこともあるので、定期的にアップデートしています。


2. コード進行とメロディで骨組みを作る

曲の骨組みは、ピアノで作ることが多いです。

  • 4小節程度のコード進行を考え、ループさせる

  • その上にメロディを重ねて曲の基本を作る

  • コードとメロディの組み合わせで曲の雰囲気が決まる

この段階でじっくり時間をかけることで、曲全体の印象が安定します。


3. ドラムやリズムで大枠を整える

次に曲のリズム部分を作ります。

  • ドラムやパーカッションを加える

  • 派手なリズムよりも、空気感や心地よさを重視

  • 音の抜き差しや強弱で曲の印象を調整

ここで曲全体の大枠が見えてきます。


4. ハモリや裏メロディで厚みを出す

曲に深みを与えるために、ハモリや裏メロディを追加します。

  • メインメロディを引き立てるハモリ

  • 聴き手の印象に残る裏メロディ

  • 音色やフレーズを微調整してバランスを整える

こうして音の立体感や奥行きが生まれます。


5. ミックスで仕上げる

最後はミックス作業です。私は作曲作業とミックスを同じ日に行わず、日を分けることが多いです。耳をリフレッシュすることで、客観的に音をチェックできます。

  • 各楽器の音量やパンの位置を調整

  • リバーブやエフェクトで自然な空間感を作る

  • 曲全体がバランスよく聴こえるように仕上げる


まとめ

テンプレートを活用しつつ、

コード進行 → メロディ → リズム → ハモリ → ミックス

の順で進めると、効率よく自分らしいBGMが完成します。
作曲の過程はシンプルに見えますが、音色やフレーズの微調整など、小さな工夫の積み重ねで曲の印象は大きく変わります。

私にとってBGM制作は、このような小さな発見を楽しむ時間でもあります。積み重ねていくことで生まれる変化が、今はとても楽しいです。

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